問. 先天性風疹症候群に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1) 妊娠初期の風疹感染が危険である。
(2) 小児期に風疹感染の既往のある者が危険である。
(3) 妊婦へワクチンを接種することが推奨されている。
(4) 妊娠前に配偶者へワクチンを接種することが推奨されている。
(5) 特徴的な症候に、二分脊椎症がある。
答. (1),(4)
解説
○ (1) 妊娠初期の風疹感染が危険である。
× (2) 小児期に風疹感染の既往のない者が危険である。
× (3) 妊娠前にワクチンを接種することが推奨されている。
妊婦へのワクチン接種は、垂直感染のリスクがあるため禁忌である。
○ (4) 妊娠前に配偶者へワクチンを接種することが推奨されている。
× (5) 特徴的な症候に、白内障、難聴、心疾患がある。
二分脊椎症は、葉酸欠乏による神経管閉鎖障害のひとつである。