問. 疾患に伴う変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 心停止は、脳死の判定に含まれる。
(2) 浮腫は、血漿膠質浸透圧が上昇すると生じる。
(3) 肥大は、組織を構成する細胞の容積が増大する現象である。
(4) 肉芽組織は、炎症の急性期に形成される。
(5) 肉腫は、上皮性の悪性腫瘍である。
答. (3)
解説
× (1) 心停止は、脳死の判定に含まれない。
脳死の判定基準
① 深昏睡
② 瞳孔の散大・固定
③ 脳幹反射消失
④ 平坦脳波
⑤ 自発呼吸の消失
⑥ 6時間以上経過した時点で①~⑤が継続
① 深昏睡
② 瞳孔の散大・固定
③ 脳幹反射消失
④ 平坦脳波
⑤ 自発呼吸の消失
⑥ 6時間以上経過した時点で①~⑤が継続
× (2) 浮腫は、血漿膠質浸透圧が低下すると生じる。
○ (3) 肥大は、組織を構成する細胞の容積が増大する現象である。
× (4) 肉芽組織は、炎症の増殖期に形成される。
× (5) 肉腫は、非上皮性の悪性腫瘍である。