問. 熱中症とその予防・治療に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 予防のための指標として、湿球黒球温度(WBGT)がある。
(2) 意識障害がみられたら、熱中症Ⅰ度と判定する。
(3) 起座呼吸(起坐呼吸)がみられたら、熱中症Ⅱ度と判定する。
(4) めまい、立ちくらみがみられたら、熱中症Ⅲ度と判定する。
(5) 熱痙攣の発症直後には、電解質を含まない水を与える。
答. (1)
解説
○ (1) 予防のための指標として、湿球黒球温度(WBGT)がある。
× (2) 意識障害がみられたら、熱中症Ⅲ度と判定する。
× (3) 頭痛、嘔吐などがみられたら、熱中症Ⅱ度と判定する。
起座呼吸は、左心不全などでみられる。
× (4) めまい、立ちくらみがみられたら、熱中症Ⅰ度と判定する。
× (5) 熱痙攣の発症直後には、電解質を含む水を与える。
熱痙攣は発汗に伴う電解質欠乏により生じるため、電解質を含む水を与える。