問. 軽い認知症があり、もの忘れが多くなった独居の高齢者に、脱水症予防のための栄養教育を行うことになった。適切な水分摂取の実行が期待できる働きかけである。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 脱水症予防のための水分のとり方について、講義を聴いてもらう。
(2) 水分のとり方について、グループディスカッションをしてもらう。
(3) 経口補水液づくりを実習し、作り方のプリントを持ち帰ってもらう。
(4) 身の回りに水の入ったペットボトルを置いてもらう。
答. (4)
解説
× (1) 脱水症予防のための水分のとり方について、講義を聴いてもらう。
× (2) 水分のとり方について、グループディスカッションをしてもらう。
× (3) 経口補水液づくりを実習し、作り方のプリントを持ち帰ってもらう。
○ (4) 身の回りに水の入ったペットボトルを置いてもらう。
認知症によりもの忘れが多くなった高齢者に対し、講義やディスカッションを行うことは効果的とはいえない。
目に見えるところに水の入ったペットボトルを置いてもらうことで、もの忘れの有無にかかわらず、水分補給を意識づけることができると考えられる。