問. 汎(全身)適応症候群に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1) 警告反応期のショック相では、血圧が低下する。
(2) 警告反応期の反ショック相では、血糖値が低下する。
(3) 抵抗期では、基礎代謝が低下する。
(4) 疲はい期では、副腎皮質の機能が亢進する。
(5) 疲はい期では、体温が上昇する。
答. (1)
解説
○ (1) 警告反応期のショック相では、血圧が低下する。
警告反応期のショック相はストレス反応の最初の段階であり、血圧や血糖値、体温等が低下する。
× (2) 警告反応期の反ショック相では、血糖値が上昇する。
ショック相に続く反ショック相では、ショック相で低下した血圧や血糖値、体温等が回復する。
× (3) 抵抗期では、基礎代謝が亢進する。
× (4) 疲はい期では、副腎皮質の機能が低下する。
× (5) 疲はい期では、体温が低下する。
疲はい期にはストレスに対する適応力を維持できなくなり、ショック相と同様の反応が起こる。
