問. 母子に対する公衆栄養に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1) 未熟児の訪問指導の実施主体は、都道府県である。
(2) 乳児の健康診査の対象月齢は、全国で統一されている。
(3) 乳幼児健康診査の受診者に対する支援方法の決定には、医師の指示が必要である。
(4) 「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」には、飲酒に関する記載がある。
(5) 「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食を進める際は月齢を最優先することと記載されている。
答. (4)
解説
× (1) 未熟児の訪問指導の実施主体は、市町村である。
× (2) 乳児の健康診査の対象月齢は、全国で統一されていない。
母子保健法では、1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査の実施が義務づけられているが、それ以外の健康診査については実施義務はなく、実施の有無や実施時期は市町村により異なる。
× (3) 乳幼児健康診査の受診者に対する支援方法の決定には、医師の指示は必要ない。
健診に従事した多職種によるカンファレンス等において決定することが望ましい。
○ (4) 「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」には、飲酒に関する記載がある。
「たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう」という項目がある。
× (5) 「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳食を進める際は月齢を最優先することと記載されていない。
“月齢はあくまでも目安であり、子どもの様子をよく観察しながら、親が子どもの「食べたがっているサイン」に気がつくように進められる支援が重要である。”と記載されている。
