問. 胃切除患者における術前・術後の病態と栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1) 経口補水は、術前 2 ~ 3 時間まで可能である。
(2) 術後の早期経腸栄養法の開始は、腸管バリア機能を障害する。
(3) 早期ダンピング症候群では、低血糖症状が認められる。
(4) 胃全摘術後は、カルシウムの吸収量が増加する。
(5) 胃全摘術後は、再生不良性貧血が認められる。
答. (1)
解説
○ (1) 経口補水は、術前 2 ~ 3 時間まで可能である。
× (2) 術後の早期経腸栄養法の開始は、腸管バリア機能を維持する。
× (3) 後期ダンピング症候群では、低血糖症状が認められる。
× (4) 胃全摘術後は、カルシウムの吸収量が減少する。
× (5) 胃全摘術後は、鉄欠乏性貧血や巨赤芽球性貧血が認められる。