自己免疫疾患のひとつ。甲状腺刺激ホルモン受容体抗体によって、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患。
<症状>
甲状腺ホルモンのはたらきで代謝が亢進し、頻脈や多汗、下痢などが現れる。また、特有の症状として眼球突出がある。
<検査値>
血清甲状腺刺激ホルモン値低下
血清コレステロール値低下
<栄養管理>
体重が減少するため、高エネルギー食とする。
甲状腺ホルモンの構成成分であるヨウ素の摂取を控える。
国試ではこう出た!
× バセドウ病では、血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値の上昇がみられる。(34-32)
○ バセドウ病では、基礎代謝が亢進する。(32-136)